北剏舎日記

あけましておめでとうございます。

 

午前中に、１期生のＭ君がピンポン。

「お酒だけ先に置いていきます。夜、また来ます」

「お待ちしてまーす」

今夜は卒業生と新年会です。

楽しい夜が待っています。

 

外を見たら

北風に小雪が舞っています。

新年の雪は

清々としますね。

 

不定期なブログですが、

気ままなものですが、

この画面の向こう、

皆様とのご縁を

今年も大切にしたいと思っております。

ＲＥＩＫＯ

私立の推薦が終わりまして

塾に合格者が二人。

Ｈちゃんがいの一番。卒業生の兄に続いて入塾だが、自宅から塾は遠かった。

暑い日、寒い日、いやになった日もあったと思う。でも、通いとおした。

美術に造詣があり、一度、Ｈちゃんの作品を見せてもらったことがある。個性的で豊かな作品だった。あたたかくて、おもしろくて、手先の器用さがわかる。

Ｈちゃんの夢に通じる高校の入学が許された。

乾杯です。

ご両親にもお世話になりました。親の会に何度もお越しいただき、

その発言は参加者のご父兄が子育ての道標にされていました。

 

次はＮちゃん。

このＮちゃんはまあ、これまで驚く日々だった。

昨年から毎日午後３時半には塾にやってくる。

学校から帰ってすぐ、来る。

（Ｎちゃんを見習ってその後、Ａちゃんも来るようになって、Ｍ君、

ダブルＡちゃん、Ｋ君と、

４時過ぎには中三がぞろぞろ来るようになった）

Ｎちゃんが帰るのは一番最後、１０時近くまで塾にいる。

黙々と一切の私語はありません。

成績が伸びるのは当たり前でした。

そのＮちゃんが私立の推薦を受けると聞いて、夫は

勿体ない。公立のランクを上げてもいいと思っていたのに・・・・・・残念がった。

（女子高がいい、とあとでお母さんに聞いて納得）

このＮちゃんも合格。

明日から、いの一番はないのかなって思ったら、

やはり、３時半過ぎるとＮちゃんがやって来る。

合格したのに、と思うのに、次の日も次の日も、

毎日、何事もなかったように来るんです。

そして、みんなと最後までいるんです。

合格すれば塾とは縁が切れるものです。

でも、去年も「最後までいさせてください」と、推薦が決まったＭちゃんのお母さん。

中学の勉強はちゃんとしないと、みなさんと一緒にお願いします、とも言ってくれた

ご父兄の皆さんは偉いです。 

夫も私もたしかにこの時期には、

「小さな塾ですが、自分が受かったからといって、教室から一人去り、二人去り、

となりにいた人が来なくなったら、寂しいです。縁があった仲間よね。

よかったら、合格したといっても

まだまだやることはあるんですよね。

勉強はこれで終わりということはないと思うの。

どうか、最後までみんなと一緒に勉強してください」

などと言いますが、月謝のことを考えるとそうもごり押しできない。

わがままもいえない。塾は合格までです。当然です。

 Ｎちゃんは今日も来ました。中３の授業意外に無学年制を利用して

中３のみんなと一緒に中２の授業にも出る。

「偉いね」と言ったら

にっこりした。

私はほろっときた。

この笑顔は忘れない。

脳裏のアルバムに一枚おさまった気がした。

 

Ｈちゃんにも、

「合格してから成績が伸びることもあるし、それは受験のプレッシャーが

なくなって、のびのび勉強できるのよね。

そして、みんなと最後まで一緒に勉強してくれますか」

はい。

私の目をまっすぐに見て、返事をした。

この目もアルバムにおさまった。

ＮちゃんもＨちゃんも最後までいてくれるようです。

身体があたたまるなって思います。

自分の合格が決まって遊びたいだろうに、テレビだってひっくり返って見たいだろうに。

 

卒舎しても「塾に行かなきゃ」身体が覚えていた。

高校生クラスのＣちゃんが去年のチラシに書いてくれた。

勿体ないことでした。

 

毎年、思う。

姑の言葉。

 

次男が今日、屋根から落ちてしまって。

心配かけてすまんけど、

祈りは一人より二人、二人より三人やから。

玲子さん、兄のことをどうか元気になるように祈ってください。

はい、

 

自分の合格の祈りと

親の祈りと

中三と、私たち、

みんなで合格！と祈りtたい。

どんな祈りも

一人より二人、二人より三人。

事情が許すなら

どうか

最後まで一緒に 。

花の３０期生の皆さん！

ＲＥＩＫＯ