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2017年2月 アーカイブ

2017年2月21日

2月

推薦入試

Tちゃん、高専合格、おめでとう。長いつきあいです。うれしいです。

前期試験

S君、仙台商合格、おめでとう。
合格しても、毎日、みんなと勉強してくれる。Tちゃんも同じ。
ありがとう。

大学入試(高校生クラス)

Yちゃん、(高校生クラス)塩釜看護学校合格、おめでとう。
    半年のつきあいでしたが、
    念願の職業につけるのはうれしいです。
R君(高校生クラス)AO東北大合格、おめでとう。
Sちゃん、(高校生クラス)宮城学院女子大、おめでとう。
Hちゃん(高校生クラス)成蹊大合格、おめでとう。
I君(高1までの高校生クラス)上智大、おめでとう。

朗報を持ってくる人たちは階段の足音が違う。
身体が弾んで、駆け上がってくる。だから音が違う。
教室のドアの開け方も違う。エイっていうか、
「先生っ!」という開け方は威勢がいい。
飛び込んだ表情が晴れた青空になっている。
「おめでとう」
「おめでとう、よくやった」
夫と私と、かわるがわるに、握手する瞬間、
合格のおすそ分けをいただく。
うれしいです。

そして、塾始まって以来の、遠距離塾生のM子ちゃん、
広島大付属高校合格、
「玲子先生ですか。M子です。合格しました!!」
受話器を通して聞こえる喜びの声はまだ、耳に残っています。
M子ちゃんのお母様には本当に、折々に、
お気持ちをいただきました。
小袁治師匠の落語会には
「わたしたちがそこに座っていると思って、チケットを買わせて下さい」
演芸大会には「みなさんで」とお菓子を、
バレンタインに「がんばってください」とチョコを、
数々のご厚情をいただき、忘れられません。
「切れることのないご縁と思っています。
Mちゃんが高校、大学、と成長し、
大人になっても、M子ちゃんと
そして、M子ちゃんのご両親を想い続けるご縁です。」

差し入れもこの時期は多い。
高1のN子ちゃん。
差し入れです、と差し出した菓子箱の上に手紙が貼ってあった。
せっかく書いてくれた手紙、
N子ちゃんがいるうちにと思って、
「代読してもいいですか」
本人は「いいです、いいです」と後ずさりして断ったが、
中3の皆に聞かせたくて、読みました。

「受験生のみなさん、
受験勉強、お疲れ様です。
差し入れを持って来たので、食べて下さい!
後悔しないように
『これだけ頑張っているのだから大丈夫』
と思えるくらい、勉強して下さい。応援しています。」

中3は黙って聞いていた。染みるものがあったに違いない。
去年、中3だったN子ちゃんに1年が過ぎた。
2月、この時期が苦しいことを知っている。
今日、手紙を書き、菓子折りの上に貼って、
差し入れのためだけに、近所ではない。
遠いところ、塾に来たのだ。

受験というのは、
いやなものではない。
それまでの不安、焦り、
後悔、
親への想い、後輩への想い、
ありとあらゆる大人になる滋養が
つまっている。
受験が終わるとしみじみとそれを知ることなる。
N子ちゃんを見ていて、そう思った。

定期試験が始まる。

順調に成績が伸びることを私たちも親御さんも、
願う。そのための塾でもある。
ただ、子どもの成長は
誰一人、順調にはいかない。
特効薬はない。

夫も私も、
やっきになって、出るとわかっているところを
覚えさせようとする。
お月謝をいただいているからには成績を上げないと申し訳ない。
上がるまではいかないにしても現状維持、
或いは1点でも2点でも、前回より上回る、ことを
目指す。

しかし、ただただ勉強から遠さかりたい生徒、
定期試験は終わればいいと思っている生徒、
やきもきする親御さんの顔がちらつく。
「わかろうとしろ」
「やるときはやれ」
たまりかねた夫の声に、
(それだけではない。中には親に叱られたとか、
いろいろな要因が重なって)
意識が変わる生徒も出てくる。
「授業はないけど、塾に来て勉強していいですか」
子どもの気持ちってすごいと思う。

定期試験が終わって、
中2のほぼ全員が自己最高の結果を持って来た。
子どものやる気はどこから来るのか。
それがわかれば苦労はない。
でも子どもは、やる気がないのではない。
ふとしたことで、
昨日と違う自分になりたいと思っているのではなかろうか。

中3、入試近づく。

私立は全員合格した。皆、高校生にはなれる。
あと少しで公立入試です。
15歳の学力は1週間でも伸びる。
一日でも、1時間でも勉強すれば伸びる。

午後3時半から4時、ほぼ全員の中3が揃う。
まだ小学生が来ない教室はしんとしている。
黙々と机に向かう中3の姿は
この時期、毎年心打たれる。
3月8日、公立高入試です。
誰も代わってやれない。
あなたひとりで、
乗り切る日が近づいている。

入試は怖いけれど、
勉強をしなければもっと怖い。
必死の15歳の気持ちが充満している。
がんばれ。
夫は
「がんばれ」という言葉は好きではないとよく言いますが、
私は、
がんばれ。
塾日誌の返事に、
書かずにはいられなくなる。
がんばれ!
入試まで残された日数だけ、時間はある。
がんばれ!
がんばれ!

玲子

















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