高1のMちゃん
中3で入塾してから、毎日、塾に来てよく勉強しました。
定期テストもぐんと点数が上がって、
昨年までは考えていなかった、
私立高に推薦合格。
高校生になった途端、勉強しなくなることはよくありますが、
Mちゃんはそうではありませんでした。
高校生にクラスに籍を置き、中3と変わらない勉強量で
感心していたところ、Mちゃんが、
「先生、高校生になって数学が良く分かるんです」
「中3と同じように高校生になってもよく勉強してたもんね」
「いえ、今、高校で分かるのは、塾のおかげだなって思っていて」
嬉しいです。
塾に通ってよかった。通わせてよかった。
一人でもそう思ってもらえたらなによりです。
でも、塾のおかげとMちゃんは有難いことを言ってくれて感謝ですが、
それは
Mちゃんの良さにあると私は思います。
在塾生にもいます。
なんとか成績を上げたいと毎日来て勉強する生徒、
できなかった問題を何度も解く生徒、
ムズイ、ぼやきながらも諦めない生徒、
一心、ひたむきな姿には
清々しさを感じます。
教えられます。
幸田文 氏のエッセイに
万能足りて 一心足らず
というのがあるが、
一能にも足らず 一心もないのは
ばかである。
ーー略ーー
私の(父に)教えられたのは 一心であったと。
私の憲法だと思っている。
(父は幸田露伴)
馬鹿とは過激ですが、
読者に警鐘を鳴らすのではなく、
己に向けた言葉であろうかと思います。
ただこれ、一心。
一心であれ。
何事にもそうありたい。
私も憲法と
思い定めて暮らしたいです。
高校生のMちゃんは最近、漢字が苦手だからと
10月の漢検に向けて、プリント演習を始めました。
合格に向けて「一心」プラス
「懸命」です。
土日、教室を開けます。
勉強はいやだな思っても
塾に来て、教科書を、塾のワークを開いて、
ただ、
一心に 勉強してみてください。
力になれるよう、
私たちも週末、頑張ります。
玲子