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演芸大会の前日

毎年、12月・この時期に演芸大会というのがある。
お楽しみ会・中3にとっては冬期講習に向けての仕切りなおし。
学年超えてひと時の集い。明日がその日。

各学年がそれぞれ出し物を考える。以前は凝っていた。
「おいこら、先生!」
脚本を書き、寸劇ながら、痛烈な学校批判を
やってのける中学生がいた。

最近は手品、ダンス、お笑い芸人の真似、
昨年は中3の男子が学校で習ったよさこいを踊って
教室を揺らすほどの圧巻だった。
夫は年に一度、皆でワイワイやろうというタイプ。

私はどうしても
集団の中で下を向いている子が気になる。
学校なら、適材適所で無理なく免れても、塾では出し物によっては何しかしら役が回ってくる。
心の中で「ああ、早く終わんないかなあ」
暗い気分が伝わる。
主催者は我々・悪いね。つき合わせて。
苦手な子にはいやな行事だ。

やってみれば、
時には、無口で気が重そうにしていた子が爆笑をとることもある。
普段、おもしろく何でもやれそうな子が怖気づくこともある。
思惑は当てにならない。

でも、終わってみればの話で
一人で過ごしたい子を引っ張り出すのは申し訳なくなる。

大嫌いで苦手というのは脳が好まないそうで、
逆に嫌いだってことを突然、脳が好む場合もあるそうだ。
実はいやだと思っていただけで、脳が即座に好むことあって、
本人の気持ちの問題ではなく、脳こそが好き嫌いを決定するのだそうだ。
時に一生好きなことが続く場合と、脳には「飽き」があって変わることもあるらしい。

私は人前に出るのは子供の頃から身のすくむほど、いやだったのに、
今、毎日、子どもたちの前で話をしている。
成り行きだとしても・不思議だなって思ってたけれど、
脳が好んだことだった・脳の責任か。
私が苦手なものを別人かと思える私の司令塔の脳が選んだと思えば
なんだか、気が楽、落ちつく、愉快でございます。

明日の演芸大会で人前に立つのはいや!
様々な場面に成長期の子供たちを連れ出せば物色中の脳も選択肢が広がる?
もしかして、脳が好むことに遭遇する子がいる?

明日。また。
今北玲子

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2007年12月20日 19:11に投稿されたエントリーのページです。

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