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昨夜・ブログの事故

昨夜、ブログを書いて作業終了。思い出したことがあって、すぐに又開いてみると
半年分ほど、ごっそりきれいになくなってiいる。
エエツー!どこ行った?
削除されている。私か?
私しかいない。
あれこれ、ヘルプを見ながら復元を試みたがダメ。
ああ・・まさかの坂はいつどこにあるのかわかりません。

今日、卒業生のネットに詳しい今や私たちのパソコンの先生・T君に連絡。
「どうにかならない?」
「やってみますけど」
「お願いします。いくつでもいいからブログを救って下さい!」
大事な友達か、私自身か、すっかりわが子のように情が移っていて
深くて広いネットの中から救出を願った。

じきに連絡が来た。
「無理ですね。自動的にバックアップが入るんですが、削除の後でした」

自分のブログが消えても誰も困らないけれど、
実害のない被害だけれど、
誰もせいでもない・私が削除したのだけれど、
ブログを書いていた時の「もう一人の私」[ブログに書いた皆さん」に未練。

これまでもあった。「加害者は私」
財布を3回落としたし、めがねを踏んでしまったし、コンタクトを水道で流してしまったし、
風呂場でも流したし、お金をトイレに流したし、近づきすぎたストーブの前でセーターを焦がしたし、
娘が行方不明・いなくなってオロオロ、ネットワークの集会場に大事な娘を忘れたのは私だったし、コンロでまゆを焼いたし、
中学生の時、スカートをはかずに学校に行って笑われたし、高校生にはホックをちゃんと留めていなかったからホームでスカート落としたし、二度あることは三度ある・結婚式でもドレスが落ちてきたし、
居酒屋でトイレの戸が開かなくて助けを求めたら自分でロックしていたし、
リレーの練習で前を見ずに走り出したらポールに頭ぶつけて3針も縫ったし、
出産の時、頭の上のバーを押し上げていきむのに逆のことして引き上げて「鉄棒じゃないのよ・懸垂しないで、もうすぐ生まれるのに」看護婦さんに笑われたし、好きな人を後輩に紹介して感謝されたし、
長年、私という加害者が私にいるのだ。
誰もせいにもできない空しい気持ちが今日一日、ゆらゆらした。
仕方がないね。悪いのは私。

夕食は鍋にしよう。台所に立ちながらも思い出す。
「ブログさん、ごめんね」詫びたりして野菜を切る。
沸騰した鍋の中で野菜と鳥団子が煮えてきた。火を止めなきゃ・思いながらぼんやり。

煮立つ鍋の音・グズグズ・グズグズ・チパ・ジバ・パチ・バチ・パチ・
ふとパチパチ・パチーン、花火の音に聞えた。
そうだ。
削除のクリックで、10件のブログの文字は画面の向こうで、
夜空の花火みたいにパッ・パーンとはじけて、
美しく、キラキラ光って咲いたような気がした。
こうなったら、ブログが華やかに
ネットの空の花火になったと思うほうが楽しい。
じゃあ、
今までのことだって、私が仕掛けた「花火」ってことにすればいいか。
今北玲子

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2007年11月23日 18:46に投稿されたエントリーのページです。

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