3月は『18才の君たち』がやってくる。
高校を卒業して進路を塾に報告にきてくれるなんて・・ありがと。
今年もある人は3年ぶりに教室の階段をのぼり、ある人は自宅のピンポンを鳴らしてくれた。
『あれから、3年後の君たち』と会えるのはいいものですね。
3月7日、明日は卒舎式、
教室は中2の子どもたちとてんやわんや、
二人のJ君、Y君、いの一番にやってきた。
J君、
3年間、高校生クラスで勉強した。
アシスタントも舌を巻くほどの高校の勉強は快進撃、
高校の成績はトップクラスで通した。心に決めた志望大学があるのだろう。
浪人するという。
大手の予備校は選ばず、
「近くの小さなな塾にしました」
なんか、それって嬉しい。
Y君、
「地元の大学に決まりました」
そうか。
Y君に会うと、胸が痛い。3年前、志望校に泣いたのだ。
夫がアシスタントにどうか?
聞いてみた。
「はい、やります」
自宅のピンポンも頻繁に鳴る。
U君、
「先生、第1志望校がだめだったんですが、東京に行きます」
「何学部?」
「法学部です」
「いずれ、お父さんと同じ道を歩きたいのね?」
「はい」
「大学はどこでもいい。賢いあなたなら、その道をいけると思う」
「そうですか」
「学校ではなくて、あなた次第だと思う」
「やります」
「しっかりね」
・・あなたの応援団になる。がんばれえー!
T君
「玲子先生、大学に合格しました。」
大学の名前をきいてびっくり。
「中学からずっと行きたかった大学よね」
「先生、覚えていてくれたの」
もちろんです。
中学の時は、ゆっくりとした勉強だった。
高校生になってからは、よく勉強したし、生徒会にも
積極的に活動した。
満面の笑顔で「これからいってきます」
はい、いってらっしゃい。
「また来るから、玲子先生」
手を振る姿を3年前には想像もつかなかった。
もっともっと報告に来てくれた。
ありがとう。
18歳か、これからよね。
4年後、10年後、歩き続ける卒業生を見つめ続けたいな。
今年、合格した中3のT君のお母さんからお手紙をいただいた。
「北剏舎でよかった。心から思い、感謝しております。
いつまでも北剏舎を続けてくださいね。(孫の時代まで)」
はい・
今北玲子