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教育と格差社会

4月13日(日)は佐々木賢さんの講演会。 私がお世話になっている家族ネット東北の集会に 定時制高校の教諭時代から教育界や労働界への鋭い批判、指摘に定評のある 佐々木賢さんをお呼びしている。今回は、昨年出版された著書と同名の演題でお願いしている。 滅多にない機会です。多くの方に聞いてもらいたいと思い、この欄で紹介する次第。

第58回家族ネットワーク東北集会

講演&懇談
●とき 4月13日(日 ) 1:00p.m.~4:30p.m.

●ところ エル・ソーラ仙台 大研修室(アエル28F)℡022-268-8041

● 参加費 会員 500円 一般700円

● テーマ「教育と格差社会」教育改革問題は実は労働問題であることを著書「教育と格差社会」
の中で指摘し、若者にとって働きがいのある仕事場になっていな
い現状を批判しながら若者への応援歌を発信し続ける講師の話

講師 佐々木賢氏
日本社会臨床学会運営委員・神奈川県高等学校教育会館教育研究所代表。著書 『 教育と格差社会』(青土社)、『怠学の研究』(三一書房)、『教育という謎』『親と教師が少し楽になる本』(北斗出 版)など。

講演後 質疑応答、懇談形式で講師とともに参加者全員でこのテーマについて考えていきます。
また、集会後には場所を変えて交流会も予定しています。

学校はどう変わるのか 教育に未来はあるのか
学力向上を謳い、校内暴力、いじめ、怠学、不登校等の学校病理を生徒 のこころの問題にすり替えて、建前を語る教育再生構想は欺瞞だ。直視すべきは、教育問題とは即ち、社会矛盾を鋭く反映する労働問題そのものだということ。知識・学歴が仕事に役立たなくなった格差社会出現のメカニズムの数々を、教育現場の疲弊に見る。衝撃の分析レポート。(著書「教育と格差社会」の帯より)

ケンさん、と私たち仲間は呼んでいます。いつ会っても
笑みを絶やさずニコニコ顔のケンさんは、少々トーンの
高い声で言います。経済を知らないで教育を語る人が多
すぎます、と。情緒論に流されやすい私(今北)には耳
の痛い話です。初めて会った頃、現役の定時制高校の先
生という立場から発せられる鋭い指摘はそのどれもが現
場で働く若者(夜間高校の生徒)と丁寧に付き合ってい
るからこそのものでした。今回の著書『教育と格差社会』
では、温和な賢さんにしては珍しく怒りに満ちた言葉が
多いように思います。それだけ状況は逼迫しているとい
えます。滅多にない機会です、是非、友人、知人お誘い
の上お出かけください。
連絡先 家族ネットワーク東北 / 子ども支援塾ネット
仙台市青葉区昭和町6-6 今北正史方 ℡ 022-234-0331

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2008年4月10日 22:55に投稿されたエントリーのページです。

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