最近、欠かさず見ている、NHK連続テレビ小説「芋たこなんきん」
この帯は「おはなはん」「雲のじゅうたん」以来かな。
古いです。私。
田辺聖子氏が好きだから、見始めたが、
初回から心をつかまれました。
魅力の要素は数々あれど、
一番は田辺氏のお人柄を藤山直美さんが好演。
2番目は脇役のキャステイング。
懐かしいだけではなく、いい役者をそろえている。
民放ではお目にかかれない味のある、
力のある役者さんばかり。
今日は私の大好きな火野正平の演技に感動。
いい声。さりげない演技。
滋賀県の朽木で農業をしている素敵な義兄
(主人の2番目の兄)がいるのですが、
火野様になんと声が似ている。
子どもたちに言ったら似てないって。
でも、私にはそっくりに聞える。
私がよければいいですね。
私が主人と結婚しようと思った時、
義兄様は私を後押ししました。
心優しく、男気のあるお人柄に感動。
この人の妹になりたい。
普段会えない尊敬する兄の声が聞える気がして。
今日も「芋たこなんきん」
(今北玲子)
3月29日に中2のK君、30日の今日、小5のMちゃんがそれぞれ、
父親の転勤で塾をあとにしていった。
連日、私の大好きな二人は、礼儀正しく、頭を下げた。
「先生、ありがとうございました」
「いいえ、こちらこそ」
挨拶の後に別れが訪れる。私に一連の行動が浮かぶ。
教室のドアのノブに手をかける。2,3歩で教室を出ると、
ドアは閉まる。
そしたら、もう、ここには来ないのね。
挨拶を聞いていて、うるんでくる。
人は生きている間に何人と会えるのだろうか?
何人と言葉を交わして、笑うのだろうか。
友達100人なんていないし、家族以外に
出会えることは、それほど多くない。
たかが知れている数の中で、泣いたり、笑ったりするのなら
誰とでも楽しく過ごしたいです。
K君、Mちゃん、4月からの新しいご縁の土地で、
素敵な大人になって!涙がこぼれないように、目を閉じて願う。
昨日も今日もあっという間に教室のドアは閉まった。
ご縁があって会えたらいいな。塾の階段を降りていく足音にあわせて、
もう一度、願う。「いつか、また」
今北玲子
夫は2日前から塾の会合兼ねて帰省した。
ワーイ!
亭主留守で・・・・というわけではない。
結婚してから、夫の帰宅が遅くても、友達と飲みに行っても
一度も不満に思ったことはないのですね。
一人の時間を楽しめなければ、
二人でいても楽しくない。
夫の趣味(鉄道好きかしら?)いいことです。
「今日は楽しかった」この言葉が私を幸福にする。
それにもう一つ、子どもの頃からお留守番が最高の贅沢だった。
家族で出かけるのに、留守番をせがんで、家族のひんしゅくを買った。
可愛げのない子どもでしたね。聞き入れてもらうのは大変。
時に、望みは叶う。母に真っ赤な梅干のおにぎりを
作ってもらい、一人で家にいるのが至福。
ひっくりかえって本を読んでも、誰にも文句は言われない。
そんな極上の時間はめったなことでは、子どもには訪れません。
今もです。
いくつになっても
「お留守番大好き!」
ワーイ!今北玲子